投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 18 日 19:24:38:
09/18 08:04 独、容疑者の居住に衝撃 イスラム原理派は3千人 外信02
【ベルリン17日共同】ドイツ政府・公安当局は、米当局が公表
した同時テロ容疑者のうち少なくとも三人が、かつてドイツ国内に
居住していたことに衝撃を受けている。
ドイツ内務省が今年三月に発表した「憲法擁護報告」によると、
ドイツ国内では昨年、十二団体約三千百人のアラブ系イスラム原理
主義活動家が確認されており、ウサマ・ビンラディン氏のテロ組織
「アルカイダ(基地)」と「緩やかなネットワークを形成」してい
るという。
こうした活動家とは別に、ドイツ国内にはアラブ系やトルコ系な
ど約三百万人のイスラム教徒が居住、または留学生などとして滞在
しており、公安当局はこれら一般のイスラム教徒の中にも、テロリ
ストとしての訓練を受けた゛潜伏者″がいるとみている。
ドイツに住んでいた三人の容疑者は、いずれも合法的にハンブル
クなどに滞在し、大学で電気工学や航空工学を学んでいた。
シュレーダー首相は十六日のテレビ番組で「開かれた社会では(
テロを)完全に防ぐことは不可能」と強調。今回の事件でドイツが
「テロリスト天国」とみられかねないことに懸念を示した。
(了) 010918 0804
[2001-09-18-08:04]