投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 17 日 23:20:05:
【ワシントン布施広】
米紙ワシントン・ポストは17日、同時多発テロへの報復軍事行動の準備として、米国防総省が精鋭の歩兵部隊に出動待機命令を出したと報じた。ラムズフェルド国防長官は17日にも報復作戦の暫定計画をブッシュ大統領に報告するという。
同紙によると、出動待機命令は、統合参謀本部が報復作戦を立案する過程で出された。アフガニスタンに対する軍事作戦を想定し、緊急出動が可能で、空港の制圧などを専門とする歩兵部隊に出動待機命令が出された模様だ。
軍事報復の概要は明らかでないが、歩兵部隊に待機を命じたのは、地上戦の用意の一環とみられる。ブッシュ大統領はアフガンに潜伏するとされるウサマ・ビンラディン氏を「最重要容疑者」とみなし、テロへの報復として大規模かつ長期間の軍事作戦を行う方針を表明している。実際に米軍がアフガンの空港制圧作戦を敢行するかどうかは流動的な情勢だ。
パキスタン代表団は現在、米政府の意向を受けてアフガンを訪問、タリバン政権に「3日以内」のビンラディン氏の引き渡しを求めており、タリバンがこれを拒否した場合、米軍の報復攻撃が始まる可能性がある。
アフガン攻撃を行う場合は、巡航ミサイルや航空機による空爆から始める見込みだ。フライシャー大統領補佐官は「大統領はいかなることも排除しない」と述べ、地上戦も選択肢の一つであることを示唆していた。
[毎日新聞9月17日] ( 2001-09-17-22:15 )
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