投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 31 日 19:07:11:
【モスクワ31日=池田元博】
ロシア国防省によると、イランのシャムハニ国防軍需相が9月3日からモスクワを訪問し、イワノフ国防相との間で軍事技術協力に関する政府間協定に調印する。両国の軍事協力の拡大は、イランを「テロ支援国家」と指定し、経済制裁を続けている米国の反発をあおりそうだ。
ロシアのプーチン政権は昨年11月、エリツィン前政権時代の1995年に米国と結んだ対イラン武器禁輸合意を破棄すると通告。翌12月にはセルゲーエフ前国防相がイランを訪問し、軍事技術協力を強化する方針を伝えた。さらに今年3月、ハタミ大統領の訪ロ時には安保・経済協力を推進する両国間の基本条約を締結している。
ロシアはイランをインド、中国に続く第3の武器供給先と見込んでおり、今後5年間で総額15億―20億ドル規模の輸出契約を結びたい意向とされている。今回のイラン国防軍需相の訪問時には、武器取引再開に向けた具体的内容に踏み込んで協議する見通しだ。
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