投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 16 日 09:36:01:
【テヘラン16日共同】
国営イラン通信によると、イラン内務省は十五日、治安当局に同国東部のアフガニスタンとの国境(約九百キロ)の封鎖を命じた。
米中枢同時テロの首謀者とされるウサマ・ビンラディン氏が潜伏するとみられるアフガニスタンを米軍が報復攻撃した場合に予想される難民流入を阻止する予防措置だが、アフガニスタン周辺国に国境封鎖を求める米国にも同調する形となった。
内務省は、国境地帯のホラサン州とシスタン・バルチスタン州の当局に対して、難民救援活動への協力は続けるよう指示した。
イランでは、タリバンがアフガニスタンを実効支配し始めた一九九○年代後半からアフガン難民が増大。イランと同じイスラム教シーア派のハザラ人やペルシャ系のタジク人などを中心に約二百万人以上が難民生活を送っている。
難民らは首都テヘランなど大都市に移動し、肉体労働や単純作業など安価な労働力の供給源となっているため、失業率の高いイランでは自国民の雇用機会を奪っているとの反発が根強い。麻薬密輸など犯罪の温床になっているともいわれる。
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