投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 30 日 21:34:23:
アフガニスタンを実効支配するイスラム原理主義組織「タリバン」は30日までに、国連が自国の航空会社アリアナに対して打ち出している制裁措置を直ちに解除しなければ、国際航空路線に現在開放しているアフガニスタン領空を閉鎖する事態もある、と警告した。また、アフガニスタン国内へ乗り入れている国際赤十字や国連関連の航空便を禁止することも示唆した。
国営バフタル通信が、タリバン政権の航空政策担当者の発言として報じたもの。国連は今年1月、アフガニスタン国内にあるとされる「テロリスト訓練キャンプ」の閉鎖や、国際テロ行為の首謀者ともされるウサマ・ビン・ラディンの身柄引き渡しを求め、アリアナ航空の乗り入れ禁止や同社の海外資産を凍結する新たな制裁措置を発表していた。同担当者はこの措置でアリアナ航空は崩壊の瀬戸際にあるとしている。
タリバン側はまた、テロリスト訓練キャンプの存在を否定、ウサマ・ビン・ラディンについては、国外退去を要請できない「ゲスト」待遇であると主張している。米国は1998年にケニアなどで発生した自国大使館の爆破事件にからんで、ウサマ・ビン・ラディンを指名手配リストに処している。