投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 15 日 22:07:52:
米国がアフガニスタンへの報復攻撃に備えて、パキスタンの全面的な協力を求めていることについて、パキスタン政府は15日までに、米軍機の領空飛行や空港使用、アフガンとの国境閉鎖などを認めることを決めた。国内の複数の関係筋が明らかにした。ムシャラフ大統領が14日、会談したチェンバリン駐パキスタン米大使に伝えたという。
パキスタン政府は14日に軍の司令官ら幹部による会議を、15日には国家安全保障評議会を開き、米軍の作戦への協力を具体的に協議した模様だ。
軍関係筋や政府関係の情報を総合すると、米軍は首都イスラマバード、インド洋に臨むカラチの空港を米軍の攻撃拠点として提供する方針とみられる。アフガン東部国境に近いペシャワル、アフガン南部に近いクエッタの空港も使われる可能性がある。
14日にはこれら空港を一時閉鎖するなどし、点検・整備を行った。
米軍はこれらの拠点からアフガン北部、南部への2つのルートでアフガン国内に進攻する作戦が協議されているという。
パキスタンは、アフガニスタンを実効支配するタリバーン政権とは友好関係にある。だが、米国がアフガンに潜伏するオサマ・ビンラディン氏への報復攻撃に対する協力を12日以降、強く要請し、協力態勢が整ってきた。
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