投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 15 日 18:43:55:
09/15 16:49 4部門からなる大組織 アフガンのゲリラキャンプ 外信57
【ローマ15日共同】米中枢同時テロの関与を米国が強く疑うサ
ウジアラビア出身の富豪ウサマ・ビンラディン氏がアフガニスタン
に設立したテロ訓練のためのゲリラキャンプ「カエダ(基地)」は
、軍事部門のほか経済、情報、宗教・司法の四部門からなる機能化
された一大組織であることがイタリア各紙などの報道で明らかにな
った。
ゲリラ兵士をアラブ各国から集めて訓練する軍事部門には、テロ
計画を立案し各国の身分証明書を偽造するスタッフまでそろえ、計
四千―五千人の陣容。三十数カ国に「細胞」と呼ばれるゲリラ要員
、支援者が展開している。
経済部門は、ビンラディン氏が欧州や中東などで経営する会社を
統括、ペルシャ湾岸の富裕層を顧客とする「投資会社」、ダイヤモ
ンド販売や木材輸入も手掛ける。得た豊富な資金で自動小銃やレー
ダー機器、衛星電話や携帯電話、南アフリカからウランも輸入した
という。各国の会社代表はビンラディン氏との面識は一切ない。イ
スラム教徒からの寄付も集めている。
ビンラディン氏は反米戦略家と同時に有能な経営者の顔も持って
おり、資産は推定五十億ドル(約五千九百億円)といわれる。
情報部門ではインターネットで世界のイスラム教徒に情報を発信
、ホームページも持つ。宗教・司法部門ではビンラディン氏の理想
とする「イスラム国家」建設を推進している。
四部門はビンラディン氏直属で、相互のつながりがないよう組織
づくりされている。
(了) 010915 1648
[2001-09-15-16:49]
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