タリバンへの侵攻はタジキスタンから カーネギー財団モスクワ支部副支部長

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 14 日 21:12:33:

09/14 16:16 アフガンの戦闘で勝利なし テロ脅威で米ロの国益一 外信95 #01

 米国政府が、国際テロの黒幕とされるウサマ・ビンラディン氏を
米中枢同時テロの背後にいる中心人物と事実上断定、アフガニスタ
ンのタリバン政権の保護下にあるビンラディン氏への軍事作戦が現
実味を帯びてきた。カーネギー財団モスクワ支部のトレニン副支部
長に聞いた。(モスクワ共同=及川仁)            
 ―米国などのアフガニスタンへの軍事作戦の可能性が高まってき
た。                            
 「地上軍が派遣されるなら、私には極めて不可解だ。アフガニス
タンでタリバンと戦い、勝利することは不可能。これは(ソ連時代
のアフガニスタン派兵で失敗した)ロシアとして助言できる。単な
るビンラディン氏の拠点破壊とタリバンとの開戦は全く別物だ」 
続き (改行で次頁 S:次文書 E:終了)

(続)  010914 1615              
[2001-09-14-16:16]
続き (改行で次文書 E:終了)

09/14 16:16 アフガンの戦闘で勝利なし テロ脅威で米ロの国益一 外信95 #02

 ―軍事行動にロシアはどう対応するのか。          
 「ロシアが軍事作戦に直接参加することはないが、米国が『なら
ず者国家』扱いする隣接のイランや、タリバン政権を公認するパキ
スタンは軍事作戦の橋頭保にならない。派兵を開始するなら、ロシ
アと軍事的協力関係にあるタジキスタンからとなる。ロシアの承認
と協力が必要になろう」                   
 ―なぜ米国がテロの標的となったのか。           
 「私は当初から、テロを指揮しているのはビンラディン氏だと考
えていた。国際社会の基本的価値観とは相いれないこのグループに
とって、米国は『巨大な悪魔』だからだ。このテロは米国を代表と
する文明社会に布告された戦争だ」              
続き (改行で表示 E:終了)

(続)  010914 1615              
[2001-09-14-16:16]
09/14 16:16 アフガンの戦闘で勝利なし テロ脅威で米ロの国益一 外信95 #03

 ―国際社会はどう対応していけばいいのか。         
 「従来は米国、ロシアとも、核ミサイルの均衡という冷戦時代の
思考にとらわれたままで、その意味でお互いが潜在的な敵だった。
だが、今回のようなテロが今後の脅威として浮上してきたという意
味で、お互いの国益は完全に一致することになった」      
 ドミトリー・トレニン 1977年旧ソ連軍事アカデミー卒。7
8年から旧東ドイツ駐留ソ連軍の連絡将校などを歴任。84年外交
史の論文で博士号取得。94年カーネギー財団モスクワ支部に入り
、97年副支部長。モスクワ出身、46歳。          
(了)  010914 1615              
[2001-09-14-16:16]

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