投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 30 日 12:22:01:
【エルサレム海保真人】
イスラエル軍は30日未明、侵攻中のヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベイト・ジャラからの撤退を開始した。戦車などは依然、現地に残っている模様だが、イスラエルはパレスチナ自治政府との間の撤退合意を早々に実行した形だ。合意後の29日夜に再開したパレスチナ側とイスラエル軍の銃撃戦も、30日未明には収束した模様だ。
ベイト・ジャラからの報道によると、30日午前5時、まず3台の兵員輸送車が撤退するのが目撃された。イスラエル政府は公式声明を発表していないが、現地に駐留するイスラエル軍は「新たな指令があった」と撤退を認めている。
撤退交渉は29日までパレスチナ自治政府のアラファト議長とイスラエルのペレス外相、双方の現場指揮官同士で並行して行われた。パレスチナ側のアラファト議長がベイト・ジャラに隣接するユダヤ人居住地ギロへの攻撃停止を命じていた。
[毎日新聞8月30日] ( 2001-08-30-12:13 )