攻撃停止で合意 ペレス外相とアラファト議長の電話会談〔朝日新聞〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 8 月 30 日 00:49:01:

イスラエル軍のヨルダン川西岸のベイトジャラ侵攻から2日目の29日、イスラエルのペレス外相とパレスチナ自治政府のアラファト議長は28日夜、2度にわたって電話で会談し、双方が事態収拾に動くことで了解に達した模様だ。自治政府筋によると、アラファト議長は攻撃を自制するよう治安部隊に指令した。
シャロン首相は、ベイトジャラからの撤退を求める国際的な圧力に抗して、銃撃が止むまで軍占拠を続ける強硬姿勢をとっている。しかし、28日夜はギロに激しい銃撃とともに迫撃砲攻撃があり、29日も昼間に3発の迫撃弾が着弾した。
こうした状況の中で行われた電話会談で、アラファト議長はペレス外相との間で、イスラエル軍が攻撃しないかぎり、パレスチナ側から攻撃しないことで合意したという。ペレス外相は29日、「停戦が実施されれば、イスラエル軍は翌日にでも撤退するだろう」と語った。
だが、イスラエル軍の占拠が続いている状態で、パレスチナ武装勢力が実際に攻撃を停止するかどうかは不透明だ。今回のギロに対する攻撃は、27日にイスラエル軍がパレスチナ解放人民戦線(PFLP)のアブアリ・ムスタファ議長を武装ヘリコプターで暗殺した後に報復として起こった。パレスチナ側にはなおイスラエルに対する反発が強い。
自治政府筋は、アラファト議長はペレス外相との停戦実施交渉を進めるために事態収拾を望んでいるとする。ただし、イスラエル軍が「完全な暴力停止」を求めて撤退を引き延ばせば、双方が合意しながら崩壊した6月の停戦合意の二の舞いになる。29日夜にパレスチナ側からの攻撃が止むかどうかにかかる。
すでに西岸とガザでは、イスラエル軍の侵攻・占拠が、パレスチナ側の攻撃を挑発する悪循環が始まっている。28日夜、ベイトジャラのイスラエル軍に対する攻撃を止めるため、隣接するアイダ難民キャンプに3両の戦車を突入させた。一方、ガザ自治区南部のラファでも29日未明、武装勢力からイスラエル軍に激しい攻撃があり、イスラエル軍は戦車をラファの北部に進め、自治区の南北の主要道路を分断した。(00:44)



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