投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 14 日 07:21:16:
【ロンドン13日=渡辺覚】
米国が同時多発テロに対する軍事報復を検討するなか、米国支援のために集団的自衛権を行使する準備を整えた北大西洋条約機構(NATO)は13日までに、米国がテロの黒幕を在アフガニスタンのイスラム原理主義指導者ウサマ・ビンラーディンと特定し、NATOに出動要請した場合に備え、対アフガン作戦の検討に入った模様だ。統一行動の具体的な選択肢は明らかになっていないが、地上軍派遣を含めて検討しているとの報道もありアフガンのタリバン政権がビンラーディンの身柄引き渡しに応じるよう心理的圧力も狙っていると見られる。
同日付の英紙ガーディアンは、米国の中枢部を狙い撃ちにした同時テロ攻撃を受け、NATOが、アフガニスタンへの地上軍派遣を含む緊急作戦の準備を進めていると報じた。
ビンラーディンはアフガン山中に潜伏しているとされ、ビンラーディン一派の壊滅のためには、空からのミサイル攻撃だけでは十分でなく、地上軍投入が必要になる可能性があるとの判断からとみられる。
同紙が、複数のNATO軍筋の情報として伝えたところによると、NATO軍の作戦は、テロ実行勢力に対する報復措置をブッシュ米大統領が表明したことを受け、北大西洋条約第五条に基づき、加盟国が米国の報復行動を支援する形で展開。そのうえでアフガン作戦は、地上軍数万人の投入を伴い、ユーゴスラビア紛争でNATO軍がコソボに展開した兵力に匹敵する規模になる見込みだという。
◆ロシアとも会合◆
【ブリュッセル13日=鶴原徹也】
北大西洋条約機構(NATO)とロシアの常設合同評議会は13日、ブリュッセルで大使級会合を開き、対米同時多発テロへの対応を協議し、「非人間的行為の責任者らが罰を免れることは許さない。その決意でNATOとロシアは結束している」との声明を発表した
(9月14日01:56)
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