投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 13 日 19:14:15:
09/13 08:04 原爆投下を引用し米を非難 イラク大統領 外信04
【カイロ12日共同】イラクのフセイン大統領は十二日、閣僚ら
を前に、米中枢同時テロについて「米国が世界中でしてきたことに
対する厳しい報い」と述べ、原因は米国側にあるとの考えを強調し
た。
大統領は「米国は原爆で日本を焦土としたのを手始めに、ベトナ
ム、イラクで人々を殺し、パレスチナで同様の犯罪行為に手を染め
た」と、米国が関与した戦争の歴史を批判、米国民に対し政府に政
策の変更を迫るよう呼び掛けた。
さらに「テロで死亡した人々の魂は天に昇った後、神に対し米国
の抑圧政策への不平を伝えるがよい」と述べた。
中東各国の中で、シリアやリビアなど対米、対イスラエルで強硬
な態度をとる国も今回の事件では哀悼の意を示しているが、イラク
は際立った米国批判をしたことになる。
フセイン大統領の発言には、イラク国民に米国との対決姿勢を強
調すると同時に、イスラエルを擁護する米国で惨事が起きたことを
喜ぶパレスチナ人らアラブの大衆にアピールする狙いがあるとみら
れる。
(了) 010913 0803
[2001-09-13-08:04]
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