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07/15 20:55 ダム上流からウラン検出 県が産廃処分場調査へ 社会168
共同
福岡県筑紫野市などの水がめになっている「山神ダム」上流の産
業廃棄物処分場の排水路などから、国の指針値の二倍以上の濃度の
ウランが検出されていたことが十五日、分かった。
ダムの水自体のウラン濃度は検出限界以下だったため、同市は「
飲み水としては安全で心配はいらない」としている。報告を受けた
同県は事態を重くみて十六日にも処分場で原因調査を始める。
同市によると、水源の年一回の水質検査で、ダム流入口や約一キ
ロ上流の処分場周辺で五月末に採水したところ、処分場付近の三カ
所でウラン濃度が国の指針値(一リットル中○・○○二ミリグラム
)を超えていた。最高は○・○○四七ミリグラムだった。
このため、六月二十日にも採水。問題の三カ所のうち、二カ所で
同様の高い値が検出された。
ダム湖に流入する別の水系調査でウランは指針値以下だったため
、同市は「処分場から流出しているのは間違いない。原因となる何
かが埋め立てされた中に入っているのではないか」としている。ウ
ランを含む廃棄物としては、リン酸肥料などが考えられるという。
同県は処分場内の排水経路などを詳しく調べるとともに、業者か
らも事情を聴く。一方、検出から報告、公表まで時間を要したこと
について同市の小林俊児助役は「一回だけの検査では一時的なもの
かどうか分からず、原因も明確にしてから公表したかった」と釈明
した。
(了) 020715 2054
[2002-07-15-20:55]