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韓国戦の審判の構成は、次に示す通りいささか問題があったのは事実なのだ(写真/UFP=時事)。
ポーランド戦
主審:オスカー(コロンビア=CONMEBOL) 副審:ドリーリ(バヌアツ=OFC)、リンドバーグ(スゥェーデン=UEFA) 第四審判:サンチェス(アルゼンチン=CONMEBOL)
アメリカ戦
主審:マイヤー(スイス=UEFA) 副審:ブルーター(オーストリア=UEFA)、トムサンジュ(ウガンダ=CAF) 第四審判:ガンドゥール(エジプト=CAF)
ポルトガル戦
主審:サンチェス(アルゼンチン=CONMEBOL) 副審:アル・トライフィ(サウディアラビア=AFC)、ツェケリー(ハンガリー=UEFA) 第四審判:ヴァサラス(ギリシャ=UEFA)
イタリア戦
主審:モレーノ(エクアドル=CONMEBOL) 副審:ラッタリンド(アルゼンチン=CONMEBOL)、ツェケリー(ハンガリー=UEFA) 第四審判:グゥェザズ(マリ=CAF)
スペイン戦
主審:ガンドゥール(エジプト=CAF) 副審:トムサンジュ(ウガンダ=CAF)、ラグーナス(トリニダードトバゴ=CONCACAF) 第四審判:マネ(クゥエート=AFC)
ドイツ戦
主審:マイヤー(スイス=UEFA) 副審:アルノー(フランス=UEFA)、アムラー(チェコ=UEFA) 第四審判:ヴェシェール(フランス=UEFA)
トルコ戦
主審:マネ(クゥエート=AFC) 副審:アル・トライフィ(サウディアラビア=AFC)、ヴェルガラ(カナダ=CONCACAF) 第四審判:ラモス・リソ(メキシコ=CONCACAF)
注)
AFC=アジア
CAF=アフリカ
CONCACAF=北中米カリブ海
CONMEBOL=南米
OFC=オセアニア
UEFA=ヨーロッパ
目立つのは、同じ人物が重複して審判を務めている例が非常に多いのと、ドイツ戦を除いてUEFAの審判の起用が少ないこと。各連盟ごとの起用回数を見てみると、AFC4回、CAF5回、CONCACAF3回、CONMEBOL5回、OFC1回に対して、UEFAは鄭氏が不服とするドイツ戦を入れて10回。更に、主審として起用されたのは、AFC1回、CAF1回、CONMEBOL3回とCONMEBOLの突出が目立つ。UEFAからの起用はマイヤー氏ただ一人だが、彼はアメリカ戦でも主審を務めており、やはり重複起用で、ドイツ系と言ってもブラッター氏と同じスイス人である。
ちなみに日本の場合、各連盟ごとの起用回数は、AFC2回、CAF0回、CONCACAF1回、CONMEBOL2回、OFC1回、UEFA10回。主審として起用されたのは、ベルギー戦のマトゥス氏(コスタリカ=CONCACAF)を除いて、全員UEFAからの起用である。各連盟ごとの審判の数はAFC12名、CAF10名、CONCACAF9名、CONMEBOL10名、OFC3名、UEFA28名である。この比率から見れば、日本戦の審判構成の方が妥当で、韓国戦はかなり偏向していると言わざるを得ない。
ブラッター氏はもともとトリニダードトバゴを中心に、カリブ海周辺諸国にFIFA会長選挙での大票田を持っている。更に、W杯前に行われた改選において、会長選挙への投票権を持つアフリカや中近東諸国のサッカー協会会長に1票1000万円での買収を持ちかけた疑惑が海外では報道されている。それだけに、どうしても今大会の韓国戦の審判構成に何らかの圧力が働いたのではないかとの疑惑を拭えないでいるのだ。
http://calcio-t.rivals.ne.jp/default.asp?sid=66&p=2&stid=8090308