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雪印食品の「輸入牛肉の国産牛肉化詐欺事件」は、一昨日から報道されているが、1・23日午前11:30から放送された「FNNニュース」で輸入牛肉を“管理”している「畜産振興事業団」のことが触れられただけで、以降の関連報道は、センター長の独断的犯罪行為として追及されているように見える。
※ 残念ながら、「FNNニュース」が放送される前から洗い物をしていて、そろそろ始まるかなと思ってテレビの前に座ったとき、ちょうど「畜産振興事業団」についての報道部分が終わりかけになっていたので詳細は分からなかった。
国産牛肉のみならず、輸入牛肉も“売れ行き不振”という状況が続いているなかで、業者の経営安定(消費者向けの安定も唱ってはいるが)に腐心する団体が、なにも手を打っていないとは考えにくい。
雪印食品があのような詐欺を働き税金を詐取しようとしたのであれば、他の輸入牛肉取扱商社も同じことを行っている可能性があるだろう。
一センター長(単なる自社牛肉流通の責任者)の独断で13.8tもの輸入牛肉を国産牛肉にすり替え補助金を詐取するという手口を思いつきしかも実行できるとは思えない。
最低限、雪印食品も役員が指示したものだろうし、牛乳食中毒事件でよたよたになっている雪印が、たかだか数千万の補助金を詐取するためにあのような暴挙を行うとは考えにくい。(よほどの愚か者ならわからないが)
数ヶ所で詰め替えをするのはばれる可能性が高くなるから、西宮が詰め替え事業所の対象として選択されたと思われる。
「畜産振興事業団」との共謀という構図を考慮外にすることは即断だと考える。
また、「雪印牛肉詐欺事件」は、たれ込み電話が事件発覚の発端である。だれがその電話を掛けたのかも調査する必要がある。
良心を持つ雪印食品従業員なのか、雪印をドツボにはめたい第三者なのかのいずれかだと思う。
そして、そうだったなら、なぜ、雪印だけがねらい打ちになったのかをよーく考える必要があると思う。
雪印が生き残りを希望しているのなら、この事件の構図全体を公表すべきである。
そうでなければ、雪印ブランドは残っても、その所有者と経営者はそう遠くないうちにまったく別のものになるだろう。