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06/07 06:03 新大阪―名古屋間で狙撃か 散弾6―8号、射程50 社会01
共同
博多発名古屋行きひかり174号の車体に散弾が撃ち込まれた事
件は七日、発生から一カ月を迎えた。愛知県警中村署捜査本部はJ
R東海関係者の聴取や実弾発射実験の結果などから、新大阪―名古
屋の沿線で車体の下方約五十メートルから狙撃されたとの見方を強
め、遺留品の捜索や銃撃場所の特定に全力を挙げている。
新幹線をめぐっては、一九九八年四月に岐阜県関ケ原町でレール
を固定するボルト二十五本が引き抜かれ、二○○○年四月には新幹
線妨害をほのめかす脅迫状がJR東海に届いた。
しかし、今回は脅迫状や犯行声明はなく、一連の新幹線妨害事件
との関連も不明で、銃撃の動機は謎に包まれている。
調べでは、ひかり174号の車体の弾痕は名古屋駅到着後の五月
七日午後十時十八分、名古屋車両所で点検中に見つかった。二号車
から三号車にかけて、だ円状に二百―二百五十カ所に広がっていた
。
捜査本部は福岡と大阪に捜査員を派遣し、駅員らから事情聴取。
被弾車両が一晩待機した博多総合車両所や、停車駅の中で唯一被弾
個所がホーム側を向く新大阪駅で、弾痕の目撃はなかった。
新大阪駅で交代のためホームで待っていた乗務員らも弾痕に気付
いておらず、ひかり174号は午後八時十分に新大阪駅を出発した
後に被弾したとの見方が強まった。
また使われなくなった車体の一部に散弾を撃ち込む実験をした結
果、使用散弾は6号(直径二・七五ミリ)―8号(二・二五ミリ)
で、銃撃距離は五十メートル前後と分かった。
捜査幹部は「この種の事件は時間がかかる。できることを積み上
げるだけ」と話す。捜査本部は沿線府県警にも協力を要請し、銃撃
可能な場所の絞り込みを進めている。
(了) 020607 0603
[2002-06-07-06:02]