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05/02 17:22 右翼と別の「敵意」視野に 捜査本部、聴取対象を拡 社会221
共同
朝日新聞への攻撃を繰り返した「赤報隊」。兵庫県警西宮署捜査
本部はこれまで、犯行声明の分析から朝日新聞の論調に反感を抱く
右翼思想の持ち主の関与を疑ってきたが、右翼関係者の捜査を進め
る中で「事件の気配がない」(捜査員)との見方が出てきた。捜査
本部は、右翼とは別の「敵意」を持つ人物が右翼を装った可能性も
視野に、事情聴取の対象を拡大した。
昨年末、捜査本部に「元自衛官の男性が事件に関与した」との情
報が寄せられた。名指しされた男性は事件当時三十代。一時、散弾
銃と事件で使われたレミントン・ピータース弾を所持し、事件前に
自衛隊を除隊。海外で軍事活動にかかわったこともある。
男性は事件の数年後、就寝中に火鉢による一酸化炭素中毒で死亡
したが、捜査本部は以前から、男性がある宗教団体の信者で、教団
の指示で自衛隊に入隊した可能性のあることに注目していた。教団
が当時、国家秘密法制定反対の論陣を張る朝日新聞に反発していた
からだ。
捜査本部は、男性について「情報に根拠がない」と結論付けたが
、これまでほとんど手を付けていなかった教団に目を向け、関係者
の聴取に乗り出した。
また、朝日新聞が当時、水面下で取材していた何らかの事件に関
係した人物が、記事化を恐れて事件を起こした可能性もあらためて
検討。昨年末から暴力団犯罪が専門のベテラン捜査員を増強し、取
材上のトラブルなどについて洗い直しを進めている。
(了) 020502 1722
[2002-05-02-17:22]