(回答先: 4月27日放送 ザ・スクープにテレビ告発直前、電撃逮捕!公安部長が語っていた「検察のウラ金」の全貌 投稿者 ザ・スクープ 日時 2002 年 4 月 27 日 16:02:16)
●大阪高検公安部長逮捕は”検察機密費”告発の口封じ! 逮捕直前に本誌がインタビューに成功ズミ!
4月22日、大阪高検の公安部長の職にあった三井環検事が、マンション売買に関わる登録免許をめぐる詐欺や公務員職権乱用の疑いで逮捕された。現職検事の逮捕という異常事態にマスコミもこれを大々的に報じたが、これを聞いて本誌編集スタッフは絶句した。
「これは完全な口封じ。検察はここまでやるのか……」
というのも、この三井検事は”検察最大のスキャンダル”といわれる「調査活動費」の不正流用についての内部告発を、ゴールデンウイーク明け早々に行なう予定だったからだ。しかも匿名での告発ではなく、現役高検幹部としての実名で、だ。「三井の逮捕容疑はいわば微罪の類いで本人も全否定している。ましてや現職の幹部検事ですから逮捕というのは、異例中の異例。通常ならば身内の不祥事として闇から闇へ葬り、事件そのものを揉み消すはずです。しかもこの逮捕の2日後には、三井はTBS系列の毎日放送で告発VTRを収録する予定で、さらにテレビ朝日でも、鳥越俊太郎キャスターをインタビュアーとして、取材の段取りを進行中だった。そのタイミングを考えれば、検察組織による口封じだと誰しも思うでしょう」(司法担当記者)
しかし逮捕によって口封じが成功したと思うのはまだ早い。実はこの逮捕の直前、本誌はこの公安部長とのインタビュー取材を既に終えていたのだ。
本誌は昨年の2月号で加納駿亮(大阪地検検事正・当時)の高知地検正時代の調査活動費の不正流用の実態をスクープしたのだが、この記事も実は三井検事の内部告発をもとに取材したもの。その関係から今回、三井が決意した実名告発も『噂の真相』、そして『週刊朝日』が先陣を切り、記事化する予定になっていたのだ。
もちろん取材を終えている本誌は予定通りゴールデンウイーク明け早々に発売される6月号(5月10日発売)で、今回の逮捕劇を含め、三井検事の告発をスクープ記事として掲載するので、是非そちらを読んで欲しい。ほぼ同時期に『週刊朝日』も検察総ぐるみの公金横領犯罪を記事化するはずである。
その後、共同通信やNHK、産経でも続報を打つ方向で、三井は既に取材に応じているが、記事化されるかどうかは不明。さらに最終的には国会での参考人告発や記者会見も準備していたのである。
三井検事に問題ナシとはいわないが、検察がいかに正義とは程遠い、組織防衛に汲々とする外務省同様の官僚組織だということはわかるだろう。そして本誌が6年以上にわたって闘い続けている「和久・西川刑事裁判」も今回の逮捕劇同様、卑劣で恣意的な検察幹部の”権力の私物化・乱用”だったという事実も理解できるはずだ。(02/4/25)