(回答先: Re: 辻元氏の参考人質疑、25日に [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 4 月 19 日 20:17:16)
井上裕参院議長(74)(千葉選挙区)は19日午後、自らの政策秘書が公共工事受注に絡んで建設業者から裏金6000万円を受け取ったとされる疑惑に絡んで国会を混乱させた責任を取り、本岡昭次副議長に辞表を提出する。これを受け、参院は19日夕にも本会議を開き、井上議長の辞任を許可するとともに、後任議長を選出する。新議長には、自民党の竹山裕参院議員会長(68)が有力となっている。〈関連記事23面〉
参院は19日午前10時から、消防法改正案など9法案の採決を行う本会議が予定されていたが、議長辞任を求める野党側が議院運営委員会を欠席したため、議事日程が決まらず、本会議の開会は大幅にずれ込んだ。
これを受け、参院自民党は議員総会を開き、今後の対応を執行部に一任することを決めた。青木幹事長は「予断を許さない状況なので、いちいち総会を開いて報告するのは難しい段階にある。今後の対応すべてを含め執行部に一任いただきたい」と述べた。
その後、青木氏は、首相官邸で小泉首相と今後の対応を協議した。首相は「参院のことなので青木さんに任せる」と述べたという。
青木氏はこの後、国会内で民主党の角田義一参院議員会長と会談した。角田氏は会談後、記者団に「午後にはっきりする。19日中に国会は正常化しないといけない」と述べた。
今後の見通しについて、井上議長の出身派閥である自民党森派の幹部は同日午前、「19日午後から動き出し、同日中に(議長辞任で)決着する」と語った。
参院公明党幹部も「辞任しかない。あまり、遅くならないうちに解決する」と述べた。
福田官房長官は同日午前の記者会見で、「国会が混乱し、運営に影響が出ている状況は看過し得ない。参院の方で適切に処理するとうかがっている」と述べ、早期決着に期待を示した。
一方、野党側は、参院民主党の角田氏が19日午前、国会内で開かれた議員総会で、「あとは与党がどうするかだ。最後まで議長の権威は守るというのがわれわれの態度だ」と述べ、与党の決断を迫った。
参院民主党幹部は同日午前、「議長が自分から辞めないのなら、いつまでも待つ」と記者団に述べ、井上議長が辞任するまで参院での審議には一切応じない考えを強調した。
(4月19日13:19)