03/26 16:53 監視カメラ付き防犯灯設置 一家殺害現場など3地区 社会105
共同
路上犯罪を防ぐため、街路灯に警察署への通報装置や監視カメラ
を組み込んだ「スーパー防犯灯」が東京都世田谷区、杉並区、江戸
川区の三地区にそれぞれ十九基ずつ設置され二十六日、運用が始ま
った。
世田谷区上祖師谷で二○○○年十二月に起きた宮沢みきおさん一
家四人殺害事件の現場前にも設置された。
スーパー防犯灯は、通報者がボタンを押すとブザー付きの赤色灯
が点灯して周囲に異常を知らせる。同時に最寄りの警察署につなが
りインターホンで警察官と会話が可能。
カメラは二十四時間録画しており、事件が起きた場合、警察署は
周囲の状況をただちに把握、時間をさかのぼって現場の状況を確認
することもできるという。
設置された三地区はいずれも住宅街。ひったくりなどの路上犯罪
が多い地域で、約八十メートル間隔で十八基、近くの公園に一基の
計十九基ずつを設置。間隔は小学一年の女児が十秒でたどり着ける
距離を基準に定めた。
スーパー防犯灯は既に大阪府東大阪市などに設置、使用されてい
る。
(了) 020326 1653
[2002-03-26-16:53]