(回答先: 千葉県より大きな氷山が南極大陸から分離 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 3 月 19 日 19:34:04)
03/20 07:05 南極の巨大棚氷が崩壊 気温上昇が原因と英機関 外信13
【ロンドン19日共同】南極の南極半島付近の海を覆っていた厚
さ二百メートルの巨大な棚氷(たなごおり)「ラルセンB」が気温
の上昇によってついに崩壊した、と英国南極観測局(BAS)が十
九日発表した。
BASによると、崩壊した棚氷は三千二百五十平方キロの広さで
、南極大陸周辺の五大棚氷の一つ。その一部が過去一カ月の間に一
気に砕け、高さ百メートル前後のおびただしい数の氷山や氷片の群
れに一変した。
残っている部分も砕けるのは時間の問題だが、陸上の氷と違い、
海に浮かぶ氷の場合は海面上昇を心配する必要はない。
BASはラーセンBの崩壊を一九九八年に予測していたが、急速
な崩壊に驚きを表明している。
BASによると、南極半島の気温は五十年間で二・五度上昇した
。これは二酸化炭素などの温暖化ガスによる気温上昇速度を上回っ
ており、南極の中でも異常に速く、原因はよく分かっていない。
南極の別の地域では、米海軍の監視機関が十八日、巨大氷山「B
22」がアムンゼン海を漂流中と発表したばかり。
(了) 020320 0704
[2002-03-20-07:05]