03/19 18:02 東海地震に備え防災室新設 全国に先駆け中部運輸局 内政10
共同
国土交通省中部運輸局は十九日、来月一日から情報・防災室を新
設すると発表した。同室の設置は全国で初めて。東海地震の予測震
度分布見直しで、旅客輸送量の多い愛知県も地震防災対策強化地域
に含まれる見通しとなったことから、七月の組織改正を待たずに発
足させる。
同室には、専従の担当者七人を配置。既にある東海地震の防災計
画を拡充し、地震発生後には被災情報を収集し、本省に連絡する窓
口にもなる。
今後は、船舶や鉄道など交通事業者に防災計画をつくるよう指導
するほか、被災後はトラック業者に緊急物資の輸送を協力してもら
うよう要請。
東海道新幹線の利用客を避難、誘導する方法について、沿線の各
自治体とJR東海の間で連絡、調整を図る。
中部運輸局のある名古屋市も震度6弱以上が予想され、地震防災
対策強化地域に含まれる見込みとなったため、庁舎の耐震性の確認
もする。
(了) 020319 1802
[2002-03-19-18:02]