【ワシントン12日=館林牧子】
地球温暖化が進むと1日が今よりも長くなる――という研究結果を、ベルギーの研究チームがまとめ、米科学誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」に発表した。
ベルギーのルーバン・カトリック大、王立観測所の研究チームが、大気中の二酸化炭素の増加が、海流や大気中の風に及ぼす影響を調べ、これが地球の自転にどう影響するかを計算した。
大気中の二酸化炭素の量が、現在多くの科学者が予測しているように年間1%の割合で増加すると、今世紀中に、1日は今より0・11秒長くなるという結果になった。
地球温暖化が進むと、海水面が上昇するだけでなく、感染症がまん延、異常気象の頻度が高まるなど、様々な影響が出ると予測されている。
(2月13日10:24)