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米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所とカリフォルニア工科大学の研究チームが、西南極氷床の融解が停止した可能性がある、との研究結果を発表した。
18日付の科学誌サイエンスに掲載されたもの。
研究チームは、独自の測定の結果、氷床の厚さが増加していることを明らかにした。
同チームは、衛星レーダーを使用して氷の厚さを測定し、大きく流れる氷の川のような氷流を、重点的に調査した。
これまでの測定で氷は確実に減少しているとの結果を示していたが、実際には、氷流の源である地帯には、以前よりも氷がやや増えているという。
他の研究では、年間およそ210億トンの減少とされていたが、研究チームは全体で毎年260億トン増加していると指摘している。