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富士山噴火を想定した山梨、静岡、神奈川3県の合同防災訓練が18日午前、山梨県富士吉田市で行われた。富士山噴火に備える訓練は昨年、静岡、山梨両県が個別に実施したが、合同訓練は初めて。
訓練は午前6時から、「山梨県側の中腹で溶岩流を伴った小規模の噴火が起き、火山灰や高熱の軽石が同市に降り、家屋の倒壊や火災などの被害が発生した」との想定で始まり、3県の消防や警察、自衛隊、住民ら約2800人が参加した。
陸上自衛隊北富士演習場では、溶岩流の流れを変えるための溝(導流工、深さ約2メートル、幅約7メートル、長さ約50メートル)の掘削訓練を国内で初めて実施。同市立下吉田第二小では、障害者を含めた住民の避難訓練のほか、ヘリコプターを使った緊急物資輸送や救助、道路の降灰を除去、無人の重機を遠隔操作して土のうを積み上げる訓練などが行われた。
富士山は00年秋から昨年5月まで、マグマ活動を示すと見られる低周波地震が多発した。直ちに噴火に結び付くものではないとみられているが、昨年12月には国土地理院が全磁力計を増設するなど、監視体制が強化されている。 【桐野耕一】