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米航空宇宙局(NASA)は14日、メタンガスやフロンガスの排出減少を受け、温暖化ガスが地表近くに閉じこめる熱の増加ペースは1980年以降鈍化しているとする研究報告を発表した。技術的に難しい二酸化炭素(CO2)の削減が遅れても、これらのガスをさらに減らせば温暖化をうまく遅らせられる可能性があるとしている。
研究報告はNASA宇宙飛行センターのグループがまとめた。メタン、フロン、CO2などの温暖化ガスによる温暖化効果を、これらが地表近くに閉じこめることができる熱エネルギーの量として計算。エネルギーの増加率を見ると、現在は80年時点の60%程度に低下した。オゾン層破壊物質のフロンは、モントリオール議定書に基づき各国が削減に取り組んでいる。この結果、80年代後半はフロンの温暖化効果減少が目立つ。メタンも燃焼技術の改善などにより排出ペースが減り、温暖化効果が小さくなったとみられるという。(ワシントン=安藤淳)