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東海地震予知なし発生を想定 医療機関など参加、分野別実践訓練 /静岡
東海地震が予知なしで突然発生した場合を想定した分野別実践訓練「地震対策オペレーション20
02」が12日県庁などで行われ、県防災局と健康福祉部のほか医療機関・民間団体など約300人
が参加した。地震発生直後の医療救護体制の確保をテーマに、一般回線電話が通じず県内病院が被災
で救護体制が整わないという設定の中、衛星携帯電話などによる情報連絡やヘリでの重症患者の県外
搬送訓練などが行われた。
訓練は、マグニチュード8の地震が駿河湾から遠州灘で発生、県内各地が震度6弱の地震に見舞わ
れてから2時間後という想定で午後1時に始まった。県内18カ所にある災害拠点病院が備え付けの
衛星携帯電話で県に対し重症患者の搬送要請を行うと、県の災害対策本部が緊急時に重症患者を県外
へ運ぶ協定を結んでいる県外の民間ヘリ会社へ出動を要請した。
県外搬送のための広域搬送拠点は東・中・西の自衛隊基地に設けられているが、この日は県のドク
ターヘリを使って病院から静岡ヘリポートへ重症患者を運ぶ訓練も行われた。県健康福祉部の土居弘
幸技監は「衛星携帯電話は有効性が確認できたが、数の不足など課題もある。重症患者は被災した病
院では助からないということを念頭に、市町村はヘリポート整備など広域搬送態勢に力を入れてほし
い」と話した。【北川仁士】(毎日新聞)
[7月13日19時51分更新]