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太陽表面で地球の直径の30倍爆発
【ワシントン1日=館林牧子】米航空宇宙局(NASA)は1日、太陽表面
で地球の直径の30倍にも上る高さの巨大爆発が起きた、と発表した。観測した
のは、米欧の太陽観測衛星「SOHO」。爆発は米東部時間1日午前9時19分
(日本時間同日午後10時19分)に発生した。爆発の方向が地球を向いていれ
ば、オーロラの発生など地球の磁気への影響が出るが、今回は、地球の方向を向
いていなかったという。(読売新聞)[7月2日10時27分更新]
太陽に巨大なガスのアーチ 米欧の観測機が撮影
【ワシントン1日共同】太陽の表面から噴き出したガスが、地球
の三十倍もの長さにわたって伸びている様子を、米航空宇宙局(N
ASA)などが打ち上げた太陽観測機SOHOが一日、撮影し、画
像が公表された。
プロミネンス(紅炎)と呼ばれる現象で、太陽表面から高温のガ
スが噴き出し、曲線を描きながら再び太陽の表面に向かうアーチ状
に光り輝くガスの流れが特徴的だ。
SOHOは、米東部時間の一日午前九時二十分ごろ、太陽表面か
ら噴き出したプロミネンスを観測。非常に大規模で長さは地球の直
径(約一万二千七百五十キロ)の三十倍にもなるという。
SOHOはNASAと、欧州宇宙機関が共同で一九九五年に打ち
上げた観測機で、太陽の磁場やプラズマの観測に大きな成果を挙げ
ている。
(了)
[2002-07-02-10:31]