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01/12 16:20 震度情報に「空白」なし 「面的震度分布」発表へ 社会36
共同
地震発生時の防災情報を充実しようと気象庁は、日本列島を一キ
ロ四方の格子状に区分けし、各格子ごとに震度を推計して震度計の
置かれていない部分を含め面的に震度の情報を発表する「面的震度
分布情報」を今春にも始める。
現在の震度情報は、震度計のある地点でのみ発表しており、震度
計が設置されていないため地震があっても震度の分からない「空白
域」がある。面的震度分布の導入によりこの空白域が埋まるため、
被害推計や救援活動の初動体制づくりに役立つと期待される。
日本列島には現在、気象庁や地方自治体が置いた約三千台の震度
計があり、人の住んでいない山間部などを除くと約五キロに一台の
割合で設置されている。
一方、阪神大震災では震度7の区域が東西約二十キロ、南北はわ
ずか約二キロという細長い形に広がっていた。この程度の震度計の
密度では、震度7の地域を完全にはとらえきれない可能性もあると
いう。
面的震度分布は、気象庁などの震度計の観測データに、国土交通
省が所有している全国の地盤強度のデータなどを組み合わせ、地震
のあった地域で一キロ四方ごとの震度をスーパーコンピューターで
推計。地震発生から十分程度で、最も震度の強い場所を中心に等高
線を引くように面的な震度情報を発表できる。
現時点では、震度4か5弱以上の地震が発生した場合に発表する
計画だ。
(了) 020112 1619
[2002-01-12-16:20]