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(回答先: 木星そっくりの惑星発見〔産経新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 14 日 12:24:15)
太陽系にそっくりの惑星系、かに座で見つかる
2002.06.14
Web posted at: 11:57 JST
- CNN
(CNN)
我々が住む太陽系の外で、恒星とその周りを回る惑星が作る惑星系は数十個見つかっているが、米航空宇宙局(NASA)は13日、太陽系とそっくりの惑星系が見つかったと発表した。
この惑星系は、太陽系から41光年離れた「かに座55番」と呼ばれる恒星が中心になっている。この恒星の周りを複数個の惑星が公転しているが、研究チームが特に注目している惑星が、公転周期約13年の惑星だ。
この惑星は、木星の約4倍も質量があり、公転軌道がややつぶれているなど、相違点もあるが、概して木星(公転周期約12年)とよく似た質量・軌道を持っているといえる。
今回の惑星系を見つけた研究チームのポール・バトラーさんは「これまで、円に近い公転軌道を持つ木星に似た惑星を含む惑星系には出会ったことがないが、今回のはかなり近い」と話す。
バトラーさんによると、今回見つかった木星に似た惑星のように、安定な軌道を持つ惑星があると、その軌道の内側では、生命も存在できる環境が整いやすいという。
だが、これまで見つかっている惑星系では、惑星の公転軌道がかなりゆがんでいることが多く、太陽系とはかなり様子が違っている。
実際、研究チームは、同じ「かに座55番」の周りで、木星よりやや軽い別の惑星を見つけているが、この惑星の公転周期はわずか2週間。太陽と水星の距離よりも短い距離まで、中心の恒星に近づくことがわかっている。
ただし、興味深いことに、今回の木星に似た惑星の軌道と、この惑星の軌道の間では、地球のような岩石の惑星が安定して存在できることが、理論的には示されるというのだ。
通常、惑星探しは、惑星の公転運動と引力のために中心の恒星の位置が見かけ上、わずかにずれるのを検出して間接的に行われている。
直接、惑星を観測できるケースはわずかで、地球のように小さな惑星を見つけることはかなり難しいが、惑星探しの専門家デブラ・フィッシャーさん(カリフォルニア大学バークリー校)は「『かに座55番』の惑星系は、将来、地球に似た惑星を探すときの最有力候補になるだろう」と話している。