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【ワシントン8日=館林牧子】
地球に衝突すればフランスを吹き飛ばすほどの威力を持つ小惑星が地球とニアミスしていたことが8日までに、米航空宇宙局(NASA)などの観測でわかった。今月7日に地球と月の距離のほぼ2倍に当たる約83万キロ・メートル離れた地点を時速約11万キロ・メートルの猛スピードで通過した。これほど地球に接近した例は極めて珍しいという。
この小惑星は先月26日、NASAが存在を確認し「2001 YB5」と命名した。直径は約300メートル。直後に精密な軌道を計算した結果、地球に衝突する危険性はないと判断されていた。専門家によると、この小惑星が地球に衝突すると、広大な陸地を吹き飛ばす威力があり、「人類史上最悪の災害」になった可能性もあった。
小惑星は、主に火星と木星の軌道の間を公転しているが、まれに長円軌道を描き、地球にも接近する。メキシコ・ユカタン半島では6500万年前に衝突が起き、恐竜絶滅の原因になったとも言われている。
(1月9日13:04)