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気象衛星「ひまわり」の代役にめど 米の予備衛星を活用
設計寿命を超えた「ひまわり5号」のバックアップに米国の予備衛星を使うことが1
0日の閣議で決まった。同日中に米国政府と調印する。「ひまわり」の老朽化で、台風
予報などへの影響が懸念されたが、「代役」のめどが立ち、最悪の事態は避けられそう
だ。
気象庁によると、活用するのは米国の予備静止衛星「GOES」。現在、南米沖の東
太平洋上空に待機しているが、パプアニューギニア近くの赤道上空に移動させる。運用
できるようになるのは03年度初めになる見通し。
「ひまわり5号」は00年3月に設計寿命の5年を終えた。本来なら、99年11月
に打ち上げた運輸多目的衛星(MTSAT)に引き継がれる予定だったが、MTSAT
を乗せたH2ロケットの打ち上げが失敗し、計画が狂った。
このため、南半球の観測を縮小するなど延命策をとっている。しかし、どんなトラブ
ルが起きるかわからない危険な状態は続き、万が一への備えが求められていた。次のM
TSATの打ち上げは来年夏の予定。米国衛星は、このMTSATの運用が始まるまで
の契約となる。(10:01)
http://www.asahi.com/national/update/0510/008.html