★阿修羅♪ ★阿修羅♪ |
|
次へ | 前へ |
★ 30日朝、今朝も曇天、全方位赤焼けが始まりかけている印象。掲示板に、福島
D氏から、筆者がパプア津波震災の1週間前に見た「光る唇」と同じ雲が送られてき
ている。パプアでは8千名を超える死者が出た。長期に渡って得体の知れない抑圧が
続き、発震解放が滞る状態が続いている。東海道〜東京湾の抑圧が著しい。地震が減
って安心するのは逆だ。地殻移動によるエネルギー供給は一定なので、適度の解放が
続く状態が正常なのである。今は巨大解放直前のロック状態であって、もっとも危険
な状況に相当する。
人間が江戸時代のように自然循環、エコロジーサイクルに依拠して生きているなら、
巨大解放は悪い結果ばかりでなく、さまざまな文化に貢献するのだ。「すべては壊れ、
遷移する、この世は砂のように脆く危ういもの、だから恒久的資産の幻想を捨てよ」
という哲学的認識を人々に教える教師なのである。だが、人は自分を大きく見せた
がり、自分の資産・権威を神のごとく絶対化しようとした。「崩れるのが本質である
はずの渓谷に砂防ダムのフタをする」ことに象徴されるように、本来、自然循環の法
則によって、個人所有の対象にすべきでない河川流域・海岸線などを私物化し、それ
を浸食から守るため自然に逆らって人工化してしまった。その極限が原子力発電所で
ある。
日本は環太平洋火山地帯上にある地球最大の地震王国である。少なくとも数億年前
から、全地球上の発震の10%を、この狭い日本列島が引き受けてきた。これによっ
て、この土地に棲む人々は大きな恵みも受けてきた。自然環境の変化の大きさは、住
民に試練を与えたが、同時に動植物に、はかりしれない恩恵ももたらしてきた。隆起
山地は素晴らしい水を生み出し、火山活動は金鉱脈を養い、無限の無機肥料を与えた。
地球でもっとも恵まれた豊かな地域、それが日本列島であった。これは、もちろん諸
刃の剣であったが、住民が自然に逆らわない限り豊かな生活が保証され続けた。だが、
今人々は、我々がどういう場所に住んでいるのか? という認識を見失い、私有財産
保全や産業活動のためなら、何をしても構わないと勘違いしはじめた。自然に逆らっ
てしまったのである。
「絶対に漏れてはならない!」莫大な死の放射能を貯め込んだ原子力発電所が、地
球最大の巨大地震常襲地帯に建設され、ときには、瞬間的に10mも上下変動する烈
震の試練にさらされることになった。震度7に完全に耐えられる巨大構造物を建築す
る技術など人類には存在しない。にもかかわらず、原発推進者達は「何の問題もない」
と言い張った。もちろん根拠はなく、震災の知識もない。口先のでまかせで住民を誤
魔化せればよいと思っているのだ。彼らにとって問題なのは、原発を利用して「自分
が!」儲けることであって、原発が壊れ超巨大放射能災害が発生することについては
興味がない。
かくして、中部電力浜岡原子力発電所は、巨額の利権ワイロを自民党政権に送り込
み、工事業者もボロ儲けして完成した。その資金は、電力料金に被せられている。放
射能処理技術がまったく存在しないまま、「トイレなきマンション」が稼働し、死の
ウンコが貯まり続けている。このウンコ、死の灰、放射能について、人類はわずか数
十年の経験しか持ち合わせていない。その経験は地獄であった。わずか1グラムで数
千人を殺害できる放射能が、数千トンも貯蔵されている。その解毒剤はまったく存在
しない。
人類史上最大の大震災発生直前の震源地の真上に、これが存在し、大気中にバラま
かれる日を待っている。東海地震によって、浜岡原発は壊滅し、この莫大な死の灰が
人類を襲うことになるだろう。これが常識である。朝日新聞など「先進的?」マスコ
ミも、「影響が大きい?」として、この問題から目をそらし、口を閉ざしてきた。誰
もが、あまりに恐ろしい結果から目をそらし、「見ざる言わざる聞かざる」という姿
勢をとって原発稼働を黙認し続けてきたのである。筆者も理解しながら、その稼働を
阻止せず許してきた責任を免れ得ない。
これは人類が未だかつて経験したことのないほど、(ただ一度チェルノブイリ原発
崩壊があったが、浜岡はその規模が一桁大きい)巨大な災厄をもたらすだろう。筆者
は人類の霊的法則について研究してきたが、そうした視点から原発崩壊→巨大災厄は、
どのような意味を持つのか考えてみた。人は犯した罪を償わねばならない。誤魔化し、
逃げることは絶対にできない。霊的には、すべての人に平等に、「因果応報」の法則
が作用する。ならば、これは被曝被災者全体のカルマの支払いに相当するのだ。
被災者が、この人類誕生以来最悪の地獄の経験によって支払わねばならないカルマ
とは何か? それは、ソ連人がチェルノブイリ被災によって、スターリニズムによる
同胞6千万人弾圧殺害のカルマを支払い、ソ連を消失させねばならなかったように、
日本人も、自分たちの豊かさのために他民族を搾取し、弾圧抑圧してきたカルマを支
払うということである。資源を浪費し、熱帯雨林を無益に崩壊させた地球破壊のカル
マを支払うということである。今、この被災によって、我々は、日本という地球を浸
食した「悪魔の国家」を追われるということではないか? 原発は浜岡だけなく、
全国に70基が稼働し、いずれも震災によって崩壊の危険があるのだ。だから、いず
れ、日本人は祖国日本を失うことになるだろう。放射能汚染によって日本列島には住
めなくなる。「彷徨える日本人」となるのだ。日本列島には、2万年前、ムーから縄
文人がやってきた。2300年前、中国江南の呉から弥生人がやってきた。1700
年前、朝鮮半島から百済人がやってきた。また失われたユダヤ部族も来た。ツングー
ス民族も来た。我々は彼らの子孫だが、今度は、出て行かねばならない日がやってき
たのだ。はたして、彷徨える醜い日本人を受け入れてくれる民族など、どこにあると
いうのか?