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太陽の近くの空は、太陽活動の変動と同じ11年周期で、2割ほどの幅で明るくなったり暗くなったりしていることが、国立天文台の研究で明らかになった。地球の気温や降水量も同様に11年周期で変動するが、これまで謎だった太陽活動と地球の大気現象との関連も、説明ができそうだという。
同天文台の乗鞍コロナ観測所は、太陽周辺の高温のガスの明るさを測定するのに伴い、近くの空の明るさも記録。空の明るさの11年周期の変動は、1951年から97年までのデータを分析して分かった。
太陽は11年ごとに活動が活発化し、表面の黒点の数が増えるが、空が最も明るくなるのは、黒点の数が最も増えた直後だった。
同天文台によると、黒点の多い時期には紫外線が増えることで、大気中での化学反応が活発になり、固体や液体の微粒子が増加、太陽光を散乱させて空を明るく見せるらしい。気温や降水量の変動も、こうした微粒子の働きで解明されるのでは、としている。
(5月2日12:17)