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“重大”内陸直下地震10年に1度の頻度…文科省調査
文部科学省が、死者や行方不明者50人以上を出した地震の発生回数を過去約20
0年間さかのぼって調べたところ、内陸の直下型地震は約10年に1度の頻度で発生
し、東海地震など海域で起きる地震の2倍の頻度であることが分かった。内陸直下で
発生、6000人以上の犠牲を出した阪神大震災からすでに7年が経過、次の内陸直
下型地震に備え、国や自治体などに防災対策強化を迫るものになりそうだ。5月8日
の国の地震調査委員会に報告される。
調査は、地震に関する記録が比較的よく残っている1800―2001年につい
て、行方不明者を含め死者50人以上の被害を出した地震を調べた。その結果、主に
沖合の海溝で起きる海域地震は11回発生し、平均的な発生間隔は18・4年。一
方、活断層などで起きる内陸直下型地震は22回発生、発生間隔は9・2年で、海域
地震の2倍の頻度だった。
また、海域地震の発生場所は、東海沖から四国沖にかけてが4回、東北から北海道
にかけての日本海側と、太平洋側が、それぞれ3回だった。同省地震調査研究課では
「死者50人以上を出した内陸地震は、1948年の福井地震から95年の阪神大震
災まで約50年間発生しなかったが、これは例外と受け止めるべきだ。内陸地震に対
していっそうの防災対策が必要」と分析している。
http://www.yomiuri.co.jp/04/20020429i401.htm