1950年に見つかった小惑星が、878年後に地球にぶつかる恐れがあることが、米航空宇宙局(NASA)の研究者らの計算で明らかになった。衝突すれば地球の気候を変えるほどの影響があるという。5日発行の米科学誌「サイエンス」に掲載される。 この小惑星は2000年に再発見され、直径1.1キロの大きさで、軌道も詳しく割り出された。NASAのジョン・ジョルジニ博士らは軌道をもとに、今後1000年ほどの地球との位置関係を調べ、2880年に地球から約29万キロ離れた場所を通過することを突き止めた。誤差を考慮すると、300分の1の確率で地球にぶつかるという。
(4月5日04:05)