投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 07 日 19:44:16:
12/07 08:01 火星の天気も結構変わる NASAなどが解析 外信64
【ワシントン6日共同】厚い氷に覆われた火星にも天候の変化が
あることを、米航空宇宙局(NASA)などの研究グループが、無
人火星探査機のデータで確認し、七日付の米科学誌サイエンスに発
表した。
火星の北極や南極では秋から冬にかけて二酸化炭素の雪(ドライ
アイス)が積もる。NASAゴダード宇宙飛行センターなどのグル
ープは、一九九六年に打ち上げられた米国の火星探査機マーズ・グ
ローバル・サーベイヤーの高度計を使い、火星に積もった雪の量に
よるわずかな高度変化を、誤差十センチ以内の高精度で測ることに
成功した。
その結果、北半球、南半球とも緯度が八○度より極に近い地域で
は季節により積雪量の差が一・五―二メートルもあった。
このほか、北半球では秋に積雪量が減るという季節外れの現象が
起こることも確認された。
一方、米カリフォルニア州の民間研究機関、マリン宇宙科学シス
テムのグループは、同サーベイヤーが九九年に撮影した南極の地形
の写真と二○○一年の写真を比較。火星表面の地形が短時間で変化
し、氷と大気との間で二酸化炭素のやりとりが盛んに起こっている
ことを突き止めた。
これは火星の天候の変化を反映したものとみられるという。
(了) 011207 0801
[2001-12-07-08:01]
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