投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 14 日 16:10:20:
軽井沢測候所は12日、10月の浅間山定期火山情報を発表した。
地震活動は、火口から最も近い観測点(南2キロ)で地震回数が526回を記録。基準観測点(南南東3・8キロ)では最大振幅2〜3・5マイクロメートルのやや大きい地震が2回発生したほか、24日には99年9月以来となる火山性微動を観測するなど、やや活発な状態となった。しかし地震についてはすべて震度1未満で、火山性微動も継続時間が1分25秒と短いうえに振幅も0・3マイクロメートルと小さかった。
一方、噴煙活動については、山頂の見えた27日間すべてに白色の噴煙を観測。噴煙量3(中量)を7回記録するなど、少ない状態で経過していた9月までと比べやや増加したが、特に活発な活動は観測されなかった。
また、16日に実施した火口現地調査では、新しい噴気孔が確認されたほか、地表面温度は通常よりやや高めの最高142度を記録し、昨年よりも「やや活発な状態」が確認された。しかし西前掛山北端噴気孔や山ろく周辺では、火山性ガスや水質に異常はなかった。【高木健一郎】
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