少し安心? 地球に巨大隕石衝突の確率下がる〔9日・ワシントン(ロイター)・CNNJAPAN〕

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投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 09 日 11:39:56:

あまりいいニュースがない今日この頃だが、天文学者が少し明るいニュースが見つけてくれた。直径が1キロ以上ある巨大隕石(いんせき)が地球に衝突する確率は、考えられているものより小さそうだというのだ。
これまで、今後100年間にこうした衝突が起きる確率は1500分の1と言われてきた。ところが、米プリンストン大学の研究チームが米天文学会誌「アストロノミカル・ジャーナル」11月号に発表した論文によると、その確率は5千分の1となった。
チームは、「スローン・デジタル・スカイ・サーベイ」と呼ばれる最新の観測プロジェクトのデータから、太陽系に直径1キロ以上の巨大隕石がいくつぐらいあるのか調べたところ、約70万個という数値を得た。これは従来の200万個という数字の3分の1にあたり、確率も約3分の1になった。
なぜ、こんなに減ったのか。隕石の大きさはその明るさで推定されるが、表面が炭素で覆われているものは暗く、表面が岩石のものは明るく見える。チームは、観測データから隕石の表面が炭素なのか岩石なのかを決定してから、大きさの評価をやり直した。
その結果「1キロ以上」という条件を満たす隕石の個数が減った。また、このような衝突は約1億年ごとに周期的に起きていることもわかった。
スローン・デジタル・スカイ・サーベイの本来の目的は、私たちの銀河系外の天体を観測することだが、太陽系内の隕石の観測もでき、今回の成果につながった。
チームのゼリコ・イジベックさんは「私たちの計算も、これまでの計算と同様に不確定な要素があります。でも地球がこれまで考えられていたよりは安全らしいことは確かです」と話す。
地球への巨大隕石の衝突としては、6500万年前に起きたものが有名。これが原因で恐竜が絶滅したという説は、最近では広く認められている。

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