投稿者 jij 日時 2001 年 11 月 08 日 19:53:58:
熊谷組、GIS利用し地震時の輸送支援システム
熊谷組は、吉井博明・東京経済大学教授、防災・情報研究所と共同で、
地理情報システム(GIS)を利用した「地震被災時交通運用支援システ
ム」を開発した。地震時における道路被害や輸送ルート、輸送時間を予測
できるのが特徴で、円滑な救援活動に役立つ。
新システムは、任意の地点での推定震度を算出して高架、橋りょう、が
け、街路の被害状況を評価する仕組み。道路幅を考慮しながら車両通行可
能率を算定し、最短経路の探索や輸送時間、輸送可能量を予測する。
GISを活用しているため、道路データの新規作成・削除も容易にでき
るうえ、震災時の被災状況を即座に反映させて緊急輸送の計画を再検討す
ることもできる。
自治体や民間企業の防災計画策定や防災訓練の支援に導入提案するほ
か、防災拠点間の緊急輸送計画策定など都市再生プロジェクトの企画提案
などに活用する方針だ。熊谷組は、GISを活用して交通・物流分野の営
業ツール「輸配送計画支援システム」や、交通シミュレーション統合シス
テム「GISソリューションサービス」を開発ずみ。今回は防災分野に応
用した。
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