投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 8 月 01 日 20:27:51:
08/01 19:10 宝永噴火などを再検証 予知連の富士山作業部会 社会111
共同
富士山の噴火予知の在り方を検討する火山噴火予知連絡会の富士
山ワーキンググループ(座長・藤井敏嗣東大地震研究所教授)の第
二回会合が一日、気象庁で開かれ、宝永四(一七○七)年の噴火の
形態などを調査し、国が進めている災害予測地図(ハザードマップ
)作りに協力することなどを決めた。
この日は、宝永噴火の時は、地表に近い所では東風が吹いていた
とみられるのに噴火後三、四時間で江戸に降灰があったことから、
噴煙は西風が吹いていた成層圏に達し、少なくとも一万メートルま
で上昇したとみられることなどを確認。ハザードマップ作りを進め
る政府の検討委員会に報告することなどを申し合わせた。
また、山頂の地下約一五キロで多発していた低周波地震について
「数は少ないがもっと浅い部分で起きている低周波地震もあるので
は」との指摘があり、気象庁や防災科学技術研究所などの観測デー
タを精査することを決めた。七月の低周波地震は十六回と落ち着い
た状態という。
(了) 010801 1910
[2001-08-01-19:10]