(回答先: 公的資金:強制投入論を否定 柳沢金融担当相[毎日新聞2月12日] ( 2002-02-12-10:35 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 12 日 13:04:15)
柳沢伯夫金融担当相は12日の閣議後の記者会見で、銀行などに公的資金を強制的に資本注入する案が与党内で浮上していることについて「これはちょっと考えられないことだ」と否定的な見方を示した。その理由について「自由主義経済の下で財産権の侵害その他、考えなければならない根本的な問題がある」と指摘した。
金融相の発言は公的資金の強制注入が民間金融機関の強制的な国有化につながることへの法的な問題を指摘したものだ。預金保険法は旧日本長期信用銀行や旧日本債券信用銀行の経営破たん処理手法と同様に、破たんした銀行に限って国が株式を取得して一時的に公的管理する措置を定めている。破たんしていない金融機関への資本注入に関しては、首相の認定を受けた金融機関による自主的な申請が必要としている。