塩川財務相は、オタワで開かれた7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で述べた「2003年度1%成長」について、政府の方針ではなく、あくまで努力目標である、と語った。
閣議後の会見で述べたもの。
塩川財務相はG7で、 「2003年度に1%成長」を表明したことについて、「政府の方針ではない。状況報告のなかで、目指すことろは、02年度はゼロ%、03年度は1%ぐらいを成長目標に努力していく、と説明した」と述べた。そのうえで、努力目標である、との認識を示した。
同相は、「そのために、デフレ阻止をやらなくてはいけない。そのひとつとして、株価対策と物価の問題がある。具体的な手はどんどん出していく。4、5月の議論を経て、6月には税制改正をやる、といったことを(G7で)説明した」と語った。