米誌タイム・アジア版の最新号(二月十八日号)は「日本の経済的奇跡は終わった」と題する特集記事を掲載、小泉政権は経済危機回避に必要な改革を断行できないと分析した。
記事は、長らく政府の保護を受けてきた日本の企業や産業界の体質が競争に耐えられないほど脆弱(ぜいじゃく)になり、改革能力を失っていると警告した。
その上で、日本の「奇跡」の柱だった終身雇用制は「終身失業」の幻影に脅かされ、近い将来のシステム崩壊の可能性がひそかに語られていると指摘。夜が明けても必ず日が昇るとは限らないことを日本人は理解していると伝えている。(共同)