【オタワ9日共同】日米欧の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会
議(G7)は9日午前(日本時間同日夜)、カナダのオタワで2日目の
会議が始まった。回復が遅れる日本経済への懸念に対し、塩川正
十郎財務相と速水優日銀総裁はデフレ対策に取り組む決意を表
明。政府、日銀が一体となって物価、株価の下落を阻止することが
事実上の国際公約となる。
会議終了後、世界経済の安定成長やテロ資金根絶などに向けた
政策協調を確認する共同声明を採択し、閉幕する。
為替相場については、各国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸
条件)を反映した水準に沿うよう市場動向を注視するとして、円安
が進んだ現状を事実上追認する見通し。