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速水日銀総裁は、長期金利が1.4%を超えてきたことについて、とくにここにきて金利が上がってきたということはない、と述べた。記者会見で述べたもの。
長期金利の動向に関して、速水総裁は、「上がっていると言っても、1.40%~1.42%程度だ。特にここにきて金利が上がってきたということはない」と述べた。
15、16日の金融政策決定会合において、国債買い入れオペの対象銘柄を拡大したが、総裁は、「買い入れ範囲は広くなったが、国債の引き受けに近づいたという性格のものとは全く違う。国債は、2銘柄分が出回って、金融機関や個人がそのまま持ってしまうことが多い。この2銘柄は買わず、その前に出たものから買っていくということで、買い入れの範囲が広くなったことは確かだ。国債市場の整備状況を見ながら政策を決めた。これが、引き受けへの一歩前進で、そのようなことでは国債は信用できないということではない」と述べた。
速水日銀総裁は、前日17日に発表された1月金融経済月報について、「月報は情勢の展開を客観的に分析するもの」であるとしたうえで、「月報について、日銀が円安を前向きに評価しているとか一部で伝えられたが、まったくの誤報で遺憾である」と述べた。
また、為替について、「ファンダメンタルズを反映し安定的に推移することが望ましい」としたうえで、「通貨当局が円安を容認するということは中央銀行の常識から外れている」と語った。
さらに同総裁は、「通貨の力は日本の経済力と同時に強くなってきた。(通貨の力は)日本の発言権や存在感を支えているものであり、通貨を強く維持していくことが大事だ」との考えを示した。
また、速水総裁は、「日銀は(円安を)容認していないし、財務省もしていないと思う。塩川財務相とも話している」と語った。