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運送大手の佐川急便(本社京都市、栗和田栄一社長)創業者の佐川清・元会長(79)が、同社の発行済み株式の約1割に当たる個人保有の約5万株を、正式な手続きを踏まないまま、右翼団体幹部に譲渡した可能性のあることが、18日分かった。
同社によると、1999年7月、右翼団体幹部が元会長に発行された株券を持参して配当金を要求。同社は手続き上問題があると判断し、いったんは支払いを拒否した。しかし、数日後にこの幹部が元会長の実印入りの委任状を持参したため、配当金約650万円を支払ったという。