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東京都は17日、2002年度当初予算原案を発表した。一般会計は5兆9078億円で、01年度当初予算に比べ4・8%のマイナスとなり、2年ぶりに6兆円を下回る緊縮型の予算編成となった。
都は「財政再建推進プラン」により財政構造改革を展開中だが、「首都圏の活力復元が日本再生の早道」として、重要施策には01年度予算比27・1%増と重点的に配分。首都圏の産業廃棄物の不法投棄を取り締まる「産廃Gメン」の設置や中高年リストラ対策など、財政危機だけでなく都民の生命や生活の危機にも積極的に取り組む「危機対応型の予算」と位置付けた。
公債費などを除く一般歳出は、01年度比2・4%減の4兆3763億円。ピークだった1992年度と比べると約1兆7700億円減となった。