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株価急落で大手銀行の保有株式の含み損が拡大している。昨年9月末の主要行の含み損は約3兆5000億円だったが、5日の株価水準ではこれが5兆円超に拡大したもようだ。銀行は時価会計ルールに基づき含み損の一定割合を自己資本から差し引く必要がある。株価下落に伴う自己資本比率の低下が銀行経営を脅かしかねない情勢だ。
証券系シンクタンクが4日の日経平均株価の終値(9631円)をもとに9つの大手銀行・グループの含み損を試算したところ、総額は4兆8084億円に達した。含み損は昨年9月末(日経平均9774円)に比べ1兆3121億円拡大している。
5日の日経平均株価はさらに下落し、バブル後の安値を更新したため、主要行の含み損は5兆円の大台を突破した可能性が大きい。
昨年9月中間決算から本格的に導入された時価会計のルールでは、保有株式に含み損が発生した場合、その約6割を自己資本から差し引くことになっている。含み損が5兆円ある場合は、自己資本がざっと3兆円目減りする計算になる。