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【北京5日=石川正浩】
中国国務院(政府)は中国内陸部のタリム盆地で産出される天然ガスを上海まで供給する「西気東輸」のプロジェクトを正式に承認した。事業主体となる中国石油大手の中国石油(ペトロチャイナ)は5日、パイプライン建設・運営の合弁相手として、英蘭系のロイヤル・ダッチ・シェルのグループと基本合意に達したことを明らかにした。
5日に記者会見した中国石油の馬富才董事長(会長)らによると、シェルのグループにはロシアのガスプロム、香港の中華ガスなどが参加。中国石油は合弁会社の枠組みを最終決定するため同グループと詰めの協議に入った。同時にもう1つの外資パートナー候補だった米エクソンモービルも合弁事業への参加を目指しシェルと接触を続ける。
西気東輸は東西4200キロのパイプラインを建設する。総投資額は460億元(7360億円)。西部地区の経済発展を促す「西部大開発」のプロジェクトとして政府の第十次5カ年計画(2001-05年)に盛り込まれた。